2015年04月25日
伝統の技術
ちょっとした事なんだけど
すごい工夫、細工がある木工技術のお話
「組子」 "くみこ"という芸術的な障子をご存知でしょうか?
小さく加工した木片を 木の色合いを利用して組み立てていきます
デザインもいろいろ シンプルな連続模様から 複雑な 木で作ったとは
思えないようなものまで多岐にわたります
最近は 匠とか 伝統工芸士など 特定の建具職人さん達が大会への出展などで
大作を創り 技術を競い 披露されている程度で 一般的な注文は・・・・・
JR九州のクルーズトレイン・ななつ星のインテリアに「組子」が採用された事で
最近ちょっと話題になりましたね
そんな「組子」の技術の一部が イシモクが開発したカーテンのような障子の
『KIORI』(きおり)に使われています
『INEI』(いねい)シリーズの縦格子デザインです
長い縦の桟(さん=棒)を固定している横桟にご注目!
等間隔で繋がっており 縦桟を動かしても その間隔は変わりません
しかも 裏表のないデザインなので
縦の桟の真ん中を突き抜けている構造です
私
パーツを持ってくるように頼まれた時 初めて気が付いたのです
「あれ? なんで間隔が変わらんとやろ???・・・・・」
小さな横桟が 実は2本に分かれていたのです!
1本は くしの歯のように 凹状の加工をしたパーツで
縦桟の真ん中を貫通した穴に通して 間隔を固定し
もう1本の 残りの隙間を埋めるパーツを同じように差し込んで
縦桟をしっかり固定する・・・という方法でした
これも「組子」に使われる技法で 継承された伝統技術
一般の家庭から障子が無くなれば こんな伝統技術も継承できません
『KIORI』の中に こんな風に 次の世代に継承したい技術を織り込んで
ライフスタイルに合った障子を残したいと考えている建具職人の夫です
すごい工夫、細工がある木工技術のお話
「組子」 "くみこ"という芸術的な障子をご存知でしょうか?
小さく加工した木片を 木の色合いを利用して組み立てていきます
デザインもいろいろ シンプルな連続模様から 複雑な 木で作ったとは
思えないようなものまで多岐にわたります
最近は 匠とか 伝統工芸士など 特定の建具職人さん達が大会への出展などで
大作を創り 技術を競い 披露されている程度で 一般的な注文は・・・・・
JR九州のクルーズトレイン・ななつ星のインテリアに「組子」が採用された事で
最近ちょっと話題になりましたね
そんな「組子」の技術の一部が イシモクが開発したカーテンのような障子の
『KIORI』(きおり)に使われています
『INEI』(いねい)シリーズの縦格子デザインです
長い縦の桟(さん=棒)を固定している横桟にご注目!
等間隔で繋がっており 縦桟を動かしても その間隔は変わりません
しかも 裏表のないデザインなので
縦の桟の真ん中を突き抜けている構造です
私
パーツを持ってくるように頼まれた時 初めて気が付いたのです
「あれ? なんで間隔が変わらんとやろ???・・・・・」
小さな横桟が 実は2本に分かれていたのです!
1本は くしの歯のように 凹状の加工をしたパーツで
縦桟の真ん中を貫通した穴に通して 間隔を固定し
もう1本の 残りの隙間を埋めるパーツを同じように差し込んで
縦桟をしっかり固定する・・・という方法でした
これも「組子」に使われる技法で 継承された伝統技術
一般の家庭から障子が無くなれば こんな伝統技術も継承できません
『KIORI』の中に こんな風に 次の世代に継承したい技術を織り込んで
ライフスタイルに合った障子を残したいと考えている建具職人の夫です
Posted by 樹の精 at 10:18│Comments(0)
│KIORI(木おり)