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Posted by さがファンブログ事務局 at

2015年04月26日

カーテンのような障子

伊万里市山代町のT様邸

新築中の住宅に イシモクの障子カーテン『KIORI』(きおり)を

採用して頂きましたheart04





まだ お庭の方が工事中なので

残念ですが 一部 遮光した状態のみ


和紙を貼った『sofl』(そふる)シリーズです

使った紙は 京都の和紙専門店 株式会社 加徳 さんから

お取り寄せしたもので

信夫(しのぶ) というデザインを型押しした手漉き和紙です

外の光に写し出されるデザインは・・・・次回のレポートでdown



お庭が完成したのち 再度 写真撮影のお願いをしたいと思います

広~いお庭ですが 家族全員の車の駐車スペースを確保すると・・・

縁側からの景観は・・・・まるで車販売店!?surprise



会社から車で10分程度note

近いので すぐに・・・・

お邪魔したら・・・

ご迷惑をおかけしますsweat01sad



  

Posted by 樹の精 at 10:15Comments(0)KIORI(木おり)

2015年04月25日

伝統の技術

ちょっとした事なんだけど

すごい工夫、細工がある木工技術のお話



「組子」 "くみこ"という芸術的な障子をご存知でしょうか?

小さく加工した木片を 木の色合いを利用して組み立てていきます

デザインもいろいろ シンプルな連続模様から 複雑な 木で作ったとは

思えないようなものまで多岐にわたります


最近は 匠とか 伝統工芸士など 特定の建具職人さん達が大会への出展などで

大作を創り 技術を競い 披露されている程度で 一般的な注文は・・・・・


JR九州のクルーズトレイン・ななつ星のインテリアに「組子」が採用された事で 

最近ちょっと話題になりましたね





そんな「組子」の技術の一部が イシモクが開発したカーテンのような障子の

『KIORI』(きおり)に使われています


『INEI』(いねい)シリーズの縦格子デザインです




長い縦の桟(さん=棒)を固定している横桟にご注目!

等間隔で繋がっており 縦桟を動かしても その間隔は変わりません

しかも 裏表のないデザインなので

縦の桟の真ん中を突き抜けている構造です










私 

パーツを持ってくるように頼まれた時 初めて気が付いたのです

「あれ?  なんで間隔が変わらんとやろ???・・・・・」


小さな横桟が 実は2本に分かれていたのです!



1本は くしの歯のように 凹状の加工をしたパーツで

縦桟の真ん中を貫通した穴に通して 間隔を固定し

もう1本の 残りの隙間を埋めるパーツを同じように差し込んで

縦桟をしっかり固定する・・・という方法でした

これも「組子」に使われる技法で 継承された伝統技術




一般の家庭から障子が無くなれば こんな伝統技術も継承できません

『KIORI』の中に こんな風に 次の世代に継承したい技術を織り込んで 

ライフスタイルに合った障子を残したいと考えている建具職人の夫です



  

Posted by 樹の精 at 10:18Comments(0)KIORI(木おり)

2014年06月13日

カーテンのような障子

伊万里の木工所 株式会社イシモク が開発した

障子カーテン『KIORI』 



KIORI きおり  とは 木を ”折る & 織る” をイメージして創った

折り畳み式の 障子です


広告宣伝の予算が無くて  


広報活動がイマイチ・・・なんですけど

問い合わせ件数も・・・・・ボチボチなんですけど


なぜか!! 最近 

お問い合わせ・・・・ボチボチが ボチボチボチに!!!up






苦労して開発したのに

オリジナルの金物まで創ったのに

老後の資金まで注ぎ込んだのに

障子カーテン『KIORI』が ヒットしなかったら・・・・

私たちの老後の生活どうなる?

年金 ちゃんと貰えるよね




な~んて 心配ばかりしている団塊夫婦・・・・

ちょっと問い合わせが増えただけで 一気に 気分爽快!  元気回復!!


マンションや洋風デザインの住宅の窓辺に 

おしゃれなカフェの仕切りに   『KIORI』 を !


『KIORI』 の資料請求は 株式会社 イシモク  または 株式会社 樹の森





  

Posted by 樹の精 at 15:29Comments(0)KIORI(木おり)

2013年06月18日

カーテンの様な障子

只今 売り出し中の イシモクの 障子カーテン『KIORI』

旧デザインの試作品が事務所に設置してあります

今日のように風が強い日は 掃きだし窓から入り込む風も強烈~!dash



取り付けた『KIORI』がスキマ風と戦っていました・・・ところ

A子サン 中央に寄せて両サイドをオープンup



適度な視界 適度な採光 適度な通風



両サイドの視界は 

まるで 絵の様な風景 

伊万里給食センターの建物です

デスクワークで目が疲れた時は こんな借景で!shine


  

Posted by 樹の精 at 09:08Comments(0)KIORI(木おり)

2012年09月26日

商品の名前②

伊万里の木工所 株式会社イシモクの新製品『KIORI』


格子タイプの『inei(いねい)』

もうひとつ

両面和紙張り の ものがあります

格子に組んだ障子の桟を 両方から和紙で貼るのですから

光がぐっと柔らかになりますね

そこで soft + Light = sofl


造語ですhappy01

『sofl』 そふる


なかなか 良いネーミングでしょscissors



いつも 商品のネーミングは 私の担当でしたが   これは違います

こんな こじゃれた?ことは やっぱり 若い人ですよ!




専門家派遣でアドバイスを受けた KUROKAMI graphic さんの

提案に すっかり心酔heart02


この 『sofl』 私の一押しですscissors


障子は素敵だけど不満がひとつ それは 組子のスキマのが掃除し難いこと

わが家の書院の障子はもちろん ガラス戸の桟だって・・・ホコリ高い!


それで両面を和紙で貼ることを提案したのですが これが ケガの巧妙!!

断熱効果がバツグンにアップしたのです




障子は紙が破れて張替えが面倒・・・という心配も 大丈夫!!

最近の障子紙 刃物で切らない限り破れないほど強いのもあります

プラスチック混入で その分 質感は変わりますが・・・

バリエーションも多彩で 手漉きの和紙風に模様が入ったものや色物が

多数揃っています




でも やっぱり 本物の和紙でなくちゃ・・・という方のためには

京都の 和紙来布(わしらいふ)さんと提携しています

芸術品のような和紙が揃っていて オリジナルの和紙製作にも対応して

頂けます


特殊な創作和紙で ドレスやバックその他の小物など 目からウロコです



和紙の選び方で 障子とは思えない soflになりそうですheart04








折りたたみ障子『KIORI(きおり)』のH.Pはこちら
  


Posted by 樹の精 at 10:15Comments(1)KIORI(木おり)

2012年09月25日

商品の名前は

伊万里の木工所 株式会社 イシモクが開発した

カーテンのような障子

名前が決りました




15センチ幅くらいの細長い障子が6枚1組につながって

アコーディオンのようにパタパタパタ・・・・と折れて たたんで・・


その動きから   

木を折る → 木おり → KIORI



なぜローマ字か?

和から脱皮したい!  

和モダンを目指しているから  ちょっとカッコ付けましたconfident



KIORI には 二つのタイプが有ります


一つは 組子(くみこ)と呼ばれる 木を組んだ障子 

   (格子戸(こうしど)なども そうです)



   格子は 正面からは 奥が格子のスキマから見えますが

   見る角度によっては 奥は見えません

   光と影、風を楽しむ日本の四季に合う 四季のある国だから

   生まれた技術なのかもしれませんね 日本の建具(たてぐ)はblue


作家 谷崎潤一郎氏のコラム「陰影礼賛(いんえいらいさん)」が

日本の建物の美しさを的確に表現している・・・として よく引用されています


そこで 格子タイプの 折りたたみ障子『KIORI』

『inei』


「いんえい」では無く ローマ字式に 「いねい」と読むことにしました


奥が 見えても良い 仕切り 衝立(ついたて)のような用途を

想定していますが 使い方は自由です 



 




『KIORI(きおり)』の開発は ㈱イシモクです  


Posted by 樹の精 at 16:23Comments(0)KIORI(木おり)

2012年09月24日

開発秘話④

2010年秋 見本市が終わり・・・ あれから2年

ブラインドタイプの障子を棚上げしたまま 折りたたみ式障子の開発を

進めました


このまま 商品化できなければ つぎ込んだ開発費の借金、会社の将来、

夫と私の老後が・・・・shock




折りたたみ式障子の完成度を上げて商品化する!




 
まず 全員が気になる ”丁番”


Y君に代わり T君が右腕となって 丁番サンプルを手作り



折り畳んだ時に ガバッと見えていた分厚い金具を 薄くして動きを確認


何度も微調整を繰り返して 金型製作を依頼し やっとオリジナルの金具が完成




7月に開催された 全国建具フェアに出展した作品に試着しました

建具屋さんの大会ですから 全国の同業者が大勢、開けたり閉めたり・・・

覗き込んで 興味津々

「ほぉ~sign03・・・この金物はどこで売ってますか?・・・・」





課題のひとつ 証明の明かりが漏れる・・・件も 

部材の形状に工夫をこらして 解決!


カーテンの様に波打つ感じの角度を無くしたい という課題も 

フラットな状態から 押せば パタパタパタ・・・とスムーズに閉じる

細工を施して解決!!



ところが

T君が 試作品をイシモクの事務所に取り付けて見ると・・・!?



「・・・何か・・フラットになったら・・・薄っぺらで面白く無いね・・・」

「写真に撮るときは 角度があった方がカッコ良かごたっ・・・・」 と ヒソヒソヒソ・・・


これまでの 夫達の苦労を思えば・・・口に出し難いけど・・・言ったconfident


当然 社長はご立腹annoy・・・だけどwobbly

 

障子だから フラットじゃないといけない・・・って言う意見も多かったけどね

私は 少し角度があった方が インテリア性がUPすると感じました



金具の調整で どちらにもできるそうですが 

「フラットにしないと イカンのじゃない?・・」の一言で

何ヶ月も商品化が遅れたんですよね~weep



社長曰く 

「”出来るけどしない” のと ”出来ない”・・・というのは全然違うとばい

 デザインの事とは別で 出来るって事が大事かと・・・」


 これぞ 職人魂!


 商品化するまで時間がかかったけど・・・その分 完成度を上げることができて

 満足気な夫です


 これまで この開発を支援して下さった沢山の方々に感謝し 

 これから このイシモクが開発した商品「KIORI(木おり)」が 日本のあちこちで

 見かけられますよう頑張ります!


 木を折り畳むイメージで「KIORI (木おり)」です


 






折りたたみ障子『KIORI』(きおり)  開発した ㈱イシモク

   


Posted by 樹の精 at 10:10Comments(0)KIORI(木おり)

2012年09月23日

開発秘話③

そして ある朝 閃いた!!!shine   そうな

パーツをつなげるのじゃなくて 一枚づつ バラバラにして

縦型ブラインドのような作動の障子 にすれば!flair

これまでの問題点は 全て解決!!と


このブラインド型の障子が これ以外に考えられない・・・と思うほど

気に入ったらしく すっかり 開発の主役になってましたheart04



しかし

ものづくりの支援事業には 期間が指定されていて 

憧れのIFFT インテリア ライフスタイル リビング国際見本市

に出展の日も決っていて・・・・sweat01ピンチ




まだ 特注したガイドローラーが出来上がりません

ようやく仕上がる目途が立ったのは 見本市の2日前


その時は 展示品は一式 東京の見本市会場へ移送されている頃で・・

開場前日に取り付けて試運転することになり 

夫が飛行機で 会場へ持ち込みました


セッティング完了!



閉じたところ




ところが

この障子 実は 可動しませんでしたgawk

障子を引っ張ってくる装置とパーツが噛合わず 引っかかってしまうのです



会場には機械も材料も無く・・・工具のみで調整するには限界がありました





開発に要した部品で白い樹脂の歯車は ”手作り”です 

店舗やカタログ ネットで検索して 欲しい部品が見つからないと

歯車の1つから レーザーで試作するしかなかったのです・・








小さな歯車から自作し 木工所の域を超えて まるで機械装置を作っているような

本当に すさまじい 開発という名の”戦い”でした

主になって開発をリードしたのは社長ですが それを具現化したのは

若く 才能のあるY君

彼がいたから あの試作部品が作れて 社長のイメージが形になった・・・

のでしたが・・・・




ある日 突然 Y君が辞表を・・・・


唖然とする社長・・・

優秀な頭脳の持ち主と 社長が高く評価し 過大な期待をかけたのが

Y君にとっては・・・重荷過ぎた・・・とか

プレッシャーに耐え切れず 辛かったらしいのです




自分が好きなことは 人も好き・・・と共に戦う戦士と感じていた社長と 

無理難題ばかりを押し付けられる・・・と感じた若者との感覚のズレが・・・・

悲劇となりました





見本市会場ブースに立ち寄られた来場者の反応は 予想以上に良くて

「完成したらぜひ 連絡して欲しい・・・」と嬉しい声をたくさん頂いたのですが


右腕を無くした夫のチャレンジは スピードダウンせざるを得ません



その後 専門家派遣などでいろいろな方にアドバイスを頂きましたが

夫の”こだわり”を捨てずには 満足の行く解決策が見つからず

ブラインド型の障子の開発は 一時 保留にして 

「折りたたみ式障子」を完成させ 商品化する事を選択しました




折りたたみ式障子『KIORI』 (きおり) を開発したイシモクは コチラ




  

Posted by 樹の精 at 11:39Comments(0)KIORI(木おり)

2012年09月22日

開発秘話②

さて それからの夫

日々仕事の合間に ・・・? いや 開発の合間に仕事している感じ?

図面を描いては試作 試作しては考え込み また 図面を描く・・・の繰り返し



ある時 支援・補助の機関の方(足長おじさん)k氏が

「こんな補助金がありますよ。開発資金にどうですか!?・・・」と

紹介されたのが「中小企業ものづくり支援事業」


応募して・・・落選heart03

諦めていたところに 敗者復活の情報がflair


強い願い・・・というか 怨念?みたいな すさまじい願望・・・

強ければ・・・適うものでしょか ね??


敗者復活の敗者復活  つまり 三度目の正直で 採択されました



これで 一気に開発が進む!・・・と思ったら・・・・




当時 折りたたみ式障子には 問題点が二つ

① 障子と障子の隙間からもれる 照明のあかり

  職人とすれば そこは非常に気になるところ

  (湿度を調節する=湿気を吸収する=木が太る=明かりの筋が不均衡)

② カーテンの様に形が波打っている

  スムーズに開閉しようとすれば 少し角度がついているのが望ましい

  (障子なら まっすぐ一直線にならないといけない と いう常識)




できるだけシンプルなデザインを目指して 極限まで障子の厚みを薄くし

強度をもたせるために和紙を両面張り=和紙で包み込むタイプにした。

これは 障子の桟に埃が溜まって掃除が面倒・・・という 私の意見を採用!

夫にすれば 桟の強度を落とさず 材の厚みだけを薄くする細工ができて

好都合だったようで 珍しく互いの思惑が一致した・・・案でした




この二つの問題点は特別気にならない人もいれば 

これじゃ不良品だ・・・という こだわり派とに 二分されてまして  

頭を抱えておりました





この 障子を連結する丁番?も 規制の物は器具が大き過ぎて

デザイン上好ましくないと不評

これは全員が指摘した点です




 

カーテンのような障子「KIORI」を開発した ㈱イシモク はコチラ  


Posted by 樹の精 at 16:00Comments(0)KIORI(木おり)

2012年09月20日

開発秘話①

革新的な 折りたたみ式の障子の開発裏話を

”プロジェクト” 気取りでご紹介しようと

ヤル気マンマンで告知した・・・は いいけど・・・・

雑務に追われて・・・・気が抜けましたdown



ちょっと テンションダウンではありますがwink




2008年 主人が 画期的な『障子』の開発に取り組む・・・というので

「今更・・・障子はもう 売れないよ・・・和室が無いやんね・・・・」と

反対した


「そう! だけん 洋間に合う『障子』を作れば良かったい!!・・ 」と

切り返す


それから・・・延々と・・私に を語る夫・・・・



仕方ん無か・・・もう・・ここまで言い出したら 止めてもムダ・・と

観念した


signaler

この男

好きなことさせたら 子供のように・・・嬉々として図面を描き

試作を繰り返し・・・・寝ても覚めても


頭の中には たぶん 大奥の襖のように『障子』が次 次 次・・・とsmile



試作 そのⅠ カーテンのような障子の原点



部材の大きさが 現在の完成品に比べると 2~3倍位大きい

今見ると すっごい ゴツイ感じ・・・ですが

幅15センチ程度の細長いパーツ しかも 折りたたみしやすいように

カーブ(弧)しています




さらに 金属の丁番では趣が無い・・・と 竹材で手作り




スティックシュガー と 並べると




よく こんなもの作ったね!

でも・・・ハッキリ言って・・・ダサイ・・・でしょうbearing






2009年 障子のデザインのアドバイスを得るために

佐賀県の補助・支援事業 ”ニューデザイン・・”に応募し

県庁でプレゼンテーションを行う事になった夫


緊張のあまり 長い現物パーツを テーブルに乗せようとして・・・

ゴンッ・・!?impact



危うく 会議室の天井に穴を開けるところでしたconfident


その時の 審査委員さんの一人 某デザイン科の教授らしき方が・・・

主人に手渡されたのが

IFFTインテリアライフスタイル リビングの招待券 でした




「東京のインテリアショーを見て まず デザインについて学びなさい・・・」と

仰りたかったの・・・でしょうsweat01


そこで初めて インテリアの国際見本市IFFTを知りました




東京ビッグサイトで開催される見本市に 夫と二人 行って来ました!airplane


初めて見る国内最大のインテリア見本市に圧倒されながらも 隅から隅まで 歩き回って



「う~ん・・・確かに・・・デザインは比べ物にならんけど

 技術では負けんかも・・ flair」と


あくまでも 強気発言coldsweats02




夢がしぼむどころか・・・すっかり ヤル気を回復した夫でしたshine


カーテンのような障子 "KIORI" (きおり) を開発した㈱イシモクのH.Pは こちら  


Posted by 樹の精 at 16:32Comments(0)KIORI(木おり)