樹の森から

革新的な　折りたたみ式の障子の開発裏話を

”プロジェクトＸ”　気取りでご紹介しようと

ヤル気マンマンで告知した・・・は　いいけど・・・・

雑務に追われて・・・・気が抜けました



ちょっと　テンションダウンではありますが




2008年　主人が　画期的な『障子』の開発に取り組む・・・というので

「今更・・・障子はもう　売れないよ・・・和室が無いやんね・・・・」と

反対した


「そう！　だけん　洋間に合う『障子』を作れば良かったい！！・・　」と

切り返す


それから・・・延々と・・私に　夢を語る夫・・・・



仕方ん無か・・・もう・・ここまで言い出したら　止めてもムダ・・と

観念した




この男

好きなことさせたら　子供のように・・・嬉々として図面を描き

試作を繰り返し・・・・寝ても覚めても


頭の中には　たぶん　大奥の襖のように『障子』が次　次　次・・・と



試作　そのⅠ　カーテンのような障子の原点



部材の大きさが　現在の完成品に比べると　2～3倍位大きい

今見ると　すっごい　ゴツイ感じ・・・ですが

幅15センチ程度の細長いパーツ　しかも　折りたたみしやすいように

カーブ（弧）しています




さらに　金属の丁番では趣が無い・・・と　竹材で手作り




スティックシュガー　と　並べると




よく　こんなもの作ったね！

でも・・・ハッキリ言って・・・ダサイ・・・でしょう






2009年　障子のデザインのアドバイスを得るために

佐賀県の補助・支援事業　”ニューデザイン・・”に応募し

県庁でプレゼンテーションを行う事になった夫


緊張のあまり　長い現物パーツを　テーブルに乗せようとして・・・

ゴンッ・・！？



危うく　会議室の天井に穴を開けるところでした


その時の　審査委員さんの一人　某デザイン科の教授らしき方が・・・

主人に手渡されたのが

ＩＦＦＴインテリアライフスタイル　リビングの招待券　でした




「東京のインテリアショーを見て　まず　デザインについて学びなさい・・・」と

仰りたかったの・・・でしょう


そこで初めて　インテリアの国際見本市ＩＦＦＴを知りました




東京ビッグサイトで開催される見本市に　夫と二人　行って来ました！


初めて見る国内最大のインテリア見本市に圧倒されながらも　隅から隅まで　歩き回って



「う～ん・・・確かに・・・デザインは比べ物にならんけど

　技術では負けんかも・・　」と


あくまでも　強気発言




夢がしぼむどころか・・・すっかり　ヤル気を回復した夫でした


カーテンのような障子　"KIORI" (きおり)　を開発した㈱イシモクのH.Pは　こちら